生成AIへの大いなる期待は同時に脅威をも生み出し、活用と規制のはざまで大きく揺れ動いてきました。このような両極の考え方はデジタル社会における分断(デジタル・デバイド)を拡大するだけであるともいえます。分断を克服して、AIとの共生による豊かな未来社会を実現するために、「教育」が果たすべき役割はますます重要になっています。
そこで、『生成AI時代における 教育が導く未来』と題して、3月14日(金)に東京科学大学 大岡山キャンパス 西9号館ディジタル多目的ホールにてデータサイエンス・AI全学教育機構 シンポジウム2025(主催:東京科学大学 データサイエンス・AI全学教育機構)を開催いたします。
当シンポジウムでは3名の登壇者より、生成AIについて人材育成も含めた教育の観点から講演をしていただきます。また、新たにスタートした東京科学大学の理工学系・医歯学系の学生も交えたパネルディスカッションも予定しております。
講演1では、人工知能学会会長の栗原氏をお迎えし、『AIとの共生がもたらす「学び」の変容』という題目で、従来のテクノロジーと大きく異なる特性を持つ生成AIの唐突な登場と加速する社会進出に対して、学びや仕事において我々はどのように変容すべきか。あるべき人と進化するAIとの共生について考えます。
講演2では、東工大出身の若き起業家である齋藤氏をお迎えし、『生成AIの時代に求められる問題設計能力』という題目で、生成AIを筆頭に急速な発展を遂げるAI技術のポテンシャルを十分に引き出し、自在に制御するために必要な問題設計能力について議論します。
講演3では、ディープフェイク研究の第一人者である本学教授の笹原氏をお迎えし、『生成AIと教育の共創:分断の超克と包摂的な価値創造』という題目で、生成AIの普及について、創造的な教育を実現する可能性と、新たな分断を生む懸念の分断を乗り越え、AIと人間の共創による包摂的な価値創造を探ります。
学生、教職員、企業の方に大変興味深い内容となっておりますので、DS・AI分野に興味のある方はぜひご参加ください。
☆参加申込は、こちらからお願いいたします。
★Zoom参加をご希望の方は、直接こちらからもご登録いただけます。(3/14(金)追記)
シンポジウムのチラシは、こちらからご覧ください。


開催概要
- 日時
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2025年3月14日(金)14:00 ~ 17:15
- 実施会場
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東京科学大学 大岡山キャンパス 西9号館ディジタル多目的ホール
オンライン同時開催(Zoomウェビナー)
- 参加申込
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こちらからご登録ください
- 参加費
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無料
※懇親会については、教職員や企業の方等の一般の方は、参加費4,000円です。
本学学生の方は、先着50名は無料です。
- 主催
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東京科学大学 データサイエンス・AI全学教育機構
- 共催
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数理・データサイエンス・AI教育強化拠点コンソーシアム
- 問い合わせ
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東京科学大学 データサイエンス・AI 全学教育機構
Email : symposium@dsai.isct.ac.jp
プログラム
- 13:30
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現地受付開始
- 14:00 – 14:05
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理事長挨拶
大竹 尚登 東京科学大学 理事長
- 14:05 – 14:10
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学長挨拶
田中 雄二郎 東京科学大学 学長
- 14:10 – 14:15
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来賓挨拶
森 次郎 文部科学省 高等教育局専門教育課 企画官
- 14:15 – 14:20
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機構長挨拶
三宅 美博 東京工業大学 データサイエンス・AI 全学教育機構 機構長 / 情報理工学院 教授
- 14:20 – 15:00
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講演1
『AIとの共生がもたらす「学び」の変容』
栗原 聡 人工知能学会会長 / 慶應義塾大学 理工学部 教授
- 15:00 – 15:30
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講演2
『生成AIの時代に求められる問題設計能力』
齋藤 優太 コーネル大学大学院 コンピュータサイエンス専攻 博士後期課程 / 半熟仮想(株) 共同創設者
- 15:30 – 15:45
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休憩
- 15:45 – 16:25
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講演3
『生成AIと教育の共創:分断の超克と包摂的な価値創造』
笹原 和俊 東京科学大学 環境・社会理工学院 教授
- 16:25 – 17:15
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パネルディスカッション
パネリスト:講師3名 / 理工学系と医歯学系から学生若干名
- 17:30 – 19:30
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懇親会
会場:東京科学大学 大岡山キャンパス つばめテラス