データサイエンス・AI全学教育機構 設置記念シンポジウム 開催報告

データサイエンス・AI全学教育機構 設置記念シンポジウム 開催報告

 データサイエンス・AI全学教育機構(DSAI全学教育機構)は、2023年3月13日(月)に、「データサイエンス・AI全学教育機構 設置記念シンポジウム」を大岡山キャンパスにてハイブリッド形式で開催しました。
 
 シンポジウムは、益一哉学長の開会挨拶から始まり、DSAI全学教育機構の設置の意義や学生にデータサイエンスや人工知能(DS・AI)の技術を教育していく必要性を語りました(写真:左下)。続いて、三宅美博機構長が東工大におけるDS・AI教育の歩みやDSAI全学教育機構での教育プログラムについて述べました(写真:右下)。

データサイエンス・AI全学教育機構 設置記念シンポジウム 開催報告

 ご来賓として、文部科学省高等教育局専門教育課の木谷慎一氏、東京大学数理・情報教育研究センター特任教授で数理・データサイエンス・AI教育強化拠点コンソーシアム議長の北川源四郎氏をお迎えし、木谷氏はDSAI全学教育機構への期待と祝いの言葉を述べられ(写真:左下)、北川氏はコンソーシアムの活動や教育プログラムについて述べられました(写真:右下)。
 東工大は、数理・データサイエンス・AI教育強化拠点コンソーシアムにおける拠点校として、教育カリキュラム設計や教材開発などを通して他大学への展開を行っています。

データサイエンス・AI全学教育機構 設置記念シンポジウム 開催報告

 講演では、①カリフォルニア大学バークレー校(UC Berkeley)のDr. Lisa Yan、Dr. Eric VanDusenによるUC Berkeleyにおけるデータサイエンス・AI全学教育の取組みの紹介(写真:左下)、②株式会社日立製作所フェローの矢野和男氏による「ウェルビーイング」をさまざまなデータからひも解くユニークな講演(写真:右下)、③東工大におけるDS・AI教育の現状とTAIST(東工大が独自にタイの関連機関と連携して運営している大学院)との連携の報告の3つの講演がありました。
 各講演の後には多くの質問が挙がり、質疑応答の時間が不足するなど、注目度の高いシンポジウムとなりました。最後に、井村順一理事・副学長 が閉会の挨拶を行い、シンポジウムは盛会裏に終わりました。

データサイエンス・AI全学教育機構 設置記念シンポジウム 開催報告

 シンポジウムの参加登録者数は現地参加とオンラインを合わせて約350名で、日英同時通訳での実施ということもあり、オンライン参加登録の1割は海外からでした。
 DSAI全学教育機構は、全学生が「共創型エキスパート」人材となるよう育成していくため、DS・AI全学教育プログラムのさらなる充実を図っていきます。